トーキングモジュレーターとはギターで人が喋っているようなサウンドが出せるエフェクターです。

このサウンドで有名な曲としてはBon JoviのLinving on a prayer、It’s my life、Jeff BeckのShe’s a woman、日本のロックでは相川七瀬 トラブルメイカーなどで聴くことができますね。

原理として非常に単純でギターサウンドをパイプを通して口の中で鳴らしているだけです。

口腔内の形を替えて容積が変化することによりワウのような効果が出せます。

そしてその音はマイクで拾うだけです。

ただ製作するとなるとその工作難易度は意外に高いです。

電気的な技術だけでなく木工技術も必要です。

では、製作していきます。

ジグソーでやれば早いんですけどジグソーの歯が折れていて予備もありませんでした。買いに行くのも面倒だったので円周に沿って穴をあけノミでつないでいきます。切断面はあまりきれいじゃないですが最終的に見えなくなる部分ですので特に問題はないです。
木工作がメインですね。小さなボックスを作ります。
回路はただのアンプだけです。デジタルアンプユニットを使用しました。
工房にあったFOSTEXの12センチのフルレンジスピーカーを使います。
組み込みました!
じょうごを取り付けます。
完成しました。じょうごの先端にパイプを取り付けます。
リッチー・サンボラのプレイを見ているとパイプの径が途中で変わっているようにも見えます。音を通すので太いほうが良いのだけど口に入れる時は細いほうが扱いやすい。マイクはShureのSM57のようです。

そしてパイプの先端はマイクより3センチほど出しているようです。
こんな感じです


しっかりとトーキングモジュレーターのサウンドが出ます!

しかし、使いこなすのは結構難しいです。

パイプを口の横に当てると調整しやすい。

多分、使う人のセンスが問われるデバイスだと思います(笑

今後の課題(随時更新)
・パイプの太さを先端で細くする。

いろいろ試行錯誤してみます。